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うしこlog
公開: 2014/05/17

ラズベリーパイにSSHでリモート接続

今回の内容

 今回はラズベリーパイ以外のパソコン(ここではWindows)からラズベリーパイにSSHで接続する方法および、GUIで操作するためのtightVNCの使用法を紹介します。
これでラズベリーパイにモニタやキーボード等を繋げることなく、ラズベリーパイをリモート操作できるようになります。

前回までの内容は?

 前回までは、ラズベリーパイにOSをインストールしてセットアップをしました。
インストールやセットアップのやり方が気になる方や、ラズベリーパイをもっと活用したい方 は、ぜひ以下の記事をご確認ください。

SSHの有効化

 まず、ラズベリーパイのSSH有効化をします。SSHを有効にしていない方は、以下の記事を参考にしてSSHを有効にしてください。

ラズパイの方

> OSの環境設定

ラズパイ2の方

> OSの環境設定

SSHによるリモート接続

 ラズパイでSSHを使うには、ラズベリーパイに固定IPアドレスを割り当てる必要があります。ここではルータでラズパイに固定IPアドレスを割り当て、それからラズパイ側でネットワークの設定を行うという手順で説明をしていきます。

ルータで固定IPを割り当て

 まず、ラズベリーパイのMACアドレス(ハードウェアアドレス)と、サブネットマスクを調べます。 ラズパイの「LXTerminal」を開いて「ifconfig」と入力してください。ifconfigコマンドでは、ラズパイに割り当てられているIPアドレスや、MACアドレス、サブネットマスク等を確認できます。

ifconfig
ネットワーク情報確認コマンド
ifconfigと入力

 表示されたMACアドレスとサブネットマスクを覚えておいてください。後ほど使います。

ネットワーク情報確認
ネットワーク情報を確認

 次にラズパイ以外のパソコンを使って、ルータから固定IPアドレスをラズパイに割り当てます。ここから先は、バッファローのエアステーションを使って割り当てを行います。

 ブラウザを立ち上げて「192.168.11.1」にアクセスするか、「エアステーション設定ツール」を立ち上げます。

エアーステーション
エアーステーション

 ページ上部のタブメニューから「Internet/LAN」を選択した後、「DHCPリース」をクリックします。

DHCPリースを選択
DHCPリースを選択

 リース情報の新規追加の、IPアドレスに「割り当てたいIPアドレス」を、MACアドレスに「先ほど調べたMACアドレス」を入力し、「新規追加」を押します。
ここでは、割り当てるIPアドレスとして192.168.11.50としました。

固定IPアドレスを割り当てる
固定IPアドレスを割り当て

 リース情報をみて、先ほど割り当てたIPアドレスの状態が「手動割当」となっていることを確認できれば、ラズベリーパイに固定IPアドレスが割り当てられています。

ラズパイで有線ネットワークの設定

 先ほどはルータ側の設定をしましたが、次はラズベリーパイ側でのネットワーク設定を行います。ここでは有線ネットワークを想定した説明をしていきます。

 LXTerminalで以下のコマンドを入力します。

sudo nano /etc/network/interfaces
イーサーネット情報の表示コマンド
イーサーネット情報の表示コマンド

 3行目の「dhcp」と書かれた部分を「static」に書き換え、ルータ側で割り当てたIPアドレス、先ほどifconfigで確認したネットマスク、ゲートウェイを以下に従って、図7のように書き足します。

address 192.168.11.50 (設定したIPアドレス)
netmask 255.255.255.0 (ifconfigで確認したネットマスク)
gateway 192.168.11.1  (Buffalo製ルータのルータモードでは192.168.11.1)
ネットワーク情報の書き込み
ネットワーク情報の書き込み

 ファイルのセーブは「Ctrl+O」を入力し、続いてEnterを押せばできます。

nanoを使用したファイルのセーブコマンド
nanoを使用したファイルのセーブコマンド

 ファイルをセーブしたら、ラズパイを再起動させます。再起動は、ターミナルより「sudo reboot」と入力すればできます。

ラズバイを再起動させるコマンド
ラズバイを再起動させるコマンド

 これでラズパイをSSHで、手持ちのWindowsパソコンからリモートで操作できるようになりました。

SSHでリモート操作

 手持ちのパソコンからSSHでラズパイにログインしてみます。ソフトはTeraTermを用います。

 TeraTermを立ち上げて、ラズパイに割り当てたIPアドレスにSSHでアクセスします。ここでは、ホスト:192.168.11.50, サービス:SSHとして、OKを押します。

TeraTermを使ってsshでログイン
TeraTermを使ってsshでログイン

 SSH認証画面が出るので、ラズベリーパイのユーザ名とパスワードを入力し、OKを押します。

teraTerm上でログイン認証
teraTerm上でログイン認証
teraTerm上でログインできた
teraTerm上でログインできた

 無事、SSHでラズパイにリモートでログインすることができました。 これで、ラズパイにマウスやキーボードを繋げる必要がなくなったので、コンパクトになりました。

tightVNCによるリモート接続

 次は、ラズベリーパイをGUIで操作するためにtightVNCをインストールします。
ラズパイにはtightVNCServer(VNCサーバー)を、WindowsパソコンにはVNC-Viewer(VNCクライアント)をインストールする必要があります。まずはラズパイにtightVNC-Serverをインストールしていきます。

tightVNC-Serverのインストール

 インストール前に、ラズパイを以下のコマンドよりアップデートしておきます。アップグレード時に"続行しますか"と出るので、「y」を入力して処理を続けてください。

sudo apt-get update
sudo apt-get upgrade

 ラズバイに、tightVNC-Serverをインストールします。コマンドは「sudo apt-get install tightvncserver」と入力します。下画像では、Windows7のTeraTermからラズパイにtightVNC-Serverをインストールしている画面です。
途中で"続行しますか"と聞かれるので「y」と入力して処理を続けます。

sudo apt-get install tightvncserver
tightVNC-Serverのインストール
tightVNC-Serverのインストール

 これでtightVNC-Serverをインストールすることができました。

VNC-Viewerのインストール

 WindowsにはVNC-Viewerをインストールします。
REAL VNCから「VNC Viewer for Windows」のEXEファイルを選び、ダウンロードします。ソフトを起動するには、ダウンロードしたexeファイルを実行することで起動できます。

tightVNCを使ってみる

 まず、ラズベリーパイに電源を入れてOSを起動させます。
次に、WindowsパソコンからTeraTermを開いて、ラズパイにSSHでログインします。

[1. tightVNC-Serverの起動]
 コマンドとして「tightvncserver」を入力します。初回は通信のためのパスワードを決めます。そして「New 'X' desktop is raspberrypi: 」の後の番号を確認します(画像中では1)。

tightvncserver
tightVNC-Serverの起動
tightVNC-Serverの起動

[2. VNCセッションの開始]
 以下のコマンドよりVNCセッションを開始します。

vncserver :1 -geometry 800×600 -depth 24
なお、geometryに指定できる解像度はRPi Configurationに解像度一覧が掲載されています。

VNCセッションの開始
VNCセッションの開始

[3. VNC-Viewerの起動]
 VNC-Viewerが起動します。VNC-ServerにはラズパイのIPアドレスと、先ほどの番号を指定してConnectを押します。ここでは「192.168.11.50:1」としました。

VNC-Viewerの起動
VNC-Viewerの起動

[4. 警告画面の確認]
 暗号化されていませんよ、という警告がでます。重要な通信を行わないならContinueを押して次へ行きましょう。

暗号化されていないという警告画面
暗号化されていないという警告画面

[4. パスワード入力]
 VNC-Serverで決めたパスワードを入力します。

VNC-Viewerパスワード入力
VNC-Viewerパスワード入力

[5. ラズパイ画面の表示]
 ラズベリーパイの画面が表示されました。これで、手持ちのWindowsパソコンからGUIでラズパイをリモート操作できるようになりましたね!

VNC-Viewerでラズベリーパイの画面を表示
VNC-Viewerでラズベリーパイの画面を表示

 以上で、ラズベリーパイをリモート操作できるようになりました。VNC-Serverは、暗号化なしの通信を行うのでセキュリティーには十分注意して使ってくださいね。

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